2021年4月19日
保健省カラバルソン地域事務所が高齢者に無料ワクチン接種の登録を呼びかけ
フィリピン保険省のカラバルソン地域事務所が、
域内の高齢者、また基礎疾患のある住民に対して
政府が提供する無料のコロナ予防接種の登録をするように呼びかけました。
登録はオンラインにて実施され、
登録者については、慎重に評価を実施したうえで、
居住する地区の自治体にて接種が実施されるそうです。
今回対象になっているのは
優先グループA2(高齢者)と優先グループA3(基礎疾患のある人)になります。
4月15日時点で、
カラバルソン地域では、106,513人が1回目のワクチン接種を終えていて
内、高齢者は7,313人、基礎疾患のある方は8,428人となります。
ワクチン接種は優先度に従ってグループ分けされていて、
オンライン登録は、Facebook、または各自治体の登録専用のウェブサイトで
行いますが、
インターネットに接続ができない場合は、
各バランガイの健康センターのスタッフに依頼をするように
アドバイスされています。
また、登録後は、携帯電話のショートメッセージ、
または電話にて次の指示があるそうです。
ざっと読む限りでは、上手く調整されているようにも見えますが
・インターネットへ自由にアクセスできる環境は多くない
・いくらFacebook好きの国民性とはいえ、高齢者はFacebookをやっていない
・携帯電話の普及率は高くても、随時使用できる状態の人は多くない(質屋に入れていたり、数人で共用している事も多い)
・1回目の接種が済んでいる人の中で、高齢者と基礎疾患のある人の接種割合は約10%
という現実もあります。
今後、必要な方々へのワクチン接種がスムースに進む事を切に願うばかりです。
なお、フィリピン国内で実施されているコロナ検査の件数は、
2021年4月17日は約56,000件/日で、陽性率は約20%です。(右図参照)
Sourced from
DOH – CALABARZON CALLS ON SENIOR CITIZENS TO REGISTER TO AVAIL OF THE FREE COVID VACCINE