2021年4月24日
仲直りしたよ。
Jonvic Remullaカビテ州知事とIsko Morenoマニラ市長の2人の首長が、
Naic市(カビテ州)での現金支給支援についての批判合戦後、
仲直りをしたようです。
2人は、ロックダウンの影響をうけた低所得者を対象にした現金支給支援に関して
FacebookやTwitterで、お互いを批判しあっていました。
批判合戦は、
政府の低所得者向け集合住宅プログラムで
路上生活をしていたマニラ市から、政府が公共住宅を建設したNaic市(カビテ州)に移動した約1,092人に対して、
Naic市が、現金支給支援を提供しなかった事に始まりました。
Naic市は、財源が限られているので、
元々、Naic市に居住する住民に優先して現金配布した事に対して、
マニラ市のMoreno市長が取材に来たリポーターに対して
「(選挙時の)自分の支援者にだけ、現金支給をするのは、“(お金で票を買う)伝統的な政治家“だ」と
Naic市長を批判しました。
さらに
「次回は、Naic市で選挙人として登録をしも、そんな馬鹿な政治家には投票をしなように。。。」
と、付け加えました。
ただ、Morenoマニラ市長の発言は、
Naic市があるカビテ州のRemulla州知事には受け入れられなかったようです。
Remulla州知事は自身のFacebookで、
・マニラ市から政府の低所得者向け住宅プログラムでNaic市に移動してきた1,092人は、2015年の国税調査に含まれていない。
(今回の現金支給は、2015年の国税調査が基準)
・カビテ州の現金支給支援用予算は十分ではない
・人口の違い(マニラ市は193万人、Naic市は13万人)、自治体予算の違い(マニラ市は200億ペソ、Naic市は4億ペソ弱)
などを説明をし、Naic市長をかばいました。
また、
「Morenoマニラ市長、貴方が大統領を目指している事は、みんなが知っている。それは問題ではない。
夢を持つことは自由だ。
だからと言って、自分の夢のために、他人を踏み潰すのは止めてくれ。
貴方はまだ大統領になっていない。でも、既に傲慢だ。」
とでやり返しています。
"Wala kaming away ni Yorme. Peace na kami so let’s move on,"
Jonvic Remullaカビテ州知事は、Morenoマニラ市長とは仲直りした。と言っています。
次期大統領候補の中では、
1、2を争う人気者のMorenoマニラ市長ですが、
仮に大統領になっても、敵は多いのかもしれないですね。