2021年5月2日
コンドームも無料配布を。。。
最近、フィリピンで広がりを見せている“コミュニティーパントリー(無料の食料設置場所)”に対して、
POPCOM(フィリピン人口開発委員会)が
「コンドームやピル(経口避妊薬)の無料配布も検討してください。」と注文を付けました。
フィリピン人口開発員会のJuan Antonio Perez III次官は、
コロナパンデミック期間に、若い世代の妊娠や、計画外の妊娠を避けるために、
家族計画や付随する商品はエッセンシャル(生活必需品)とした方がよい。と述べました。
さらに
「コミュニティーパントリーでの避妊具の無料配布は、
コロナパンデミックで中断している家族計画活動の隙間を埋める事ができるだろう。」
と付け足した。
「我々の支援が十分でないなかで、支援を形成するグループとしてのコミュニティーパントリーに、
POPCOM(フィリピン人口開発委員会)は、全面的に協力するし、
コミュニテーパントリーの主催者は、
各地域の保健所から供給されるコンドームやピルを、
無料配布品に含める事を歓迎するだろう。」
たしかに、全国に広がるコミュニティーパントリーで、
主催者によっては、食品や生活必需品以外にのモノを配布するところもあり、
実際に、タギッグ市では、コンドームや、潤滑油、生理用品を配布しているコミュニティーパントリーもあります。
一般的な避妊方法であるピルは、処方箋が必要なので、
POPCOM(フィリピン人口開発委員会)は、
興味のあるコミュニティーパントリーの主催者に、
各地区の保健所や人口員会のボランティアに相談をするようにすすめています。
一方、コンドームについては、性行動が活発な人々が、HIVや性感染症を避けるためだったり、
計画外の妊娠に気を配っている人たちに、無料で配る事ができるでしょう。
POPCOM(フィリピン人口開発委員会)は昨年、
フィリピン国民に対して
『責任ある親子関係の実践や計画的な妊娠』を訴えていますが、
フィリピンでは、自然災害などで、カップルや家族が、一緒にいる時間が長くなると
計画外の妊娠が増える傾向があるのも事実です。