新鮮なコーヒー豆?

コーヒーは鮮度が命!

なんて言われる事もありますが、

新鮮な豆とそうでない豆。明らかに、味も香りも違います。

では、どうやって、豆の鮮度(新鮮か?そうでないか?)を見極めればよいのか?

「豆の鮮度の見極め?そんな難しい事は。。。」と思わないでください。

誰でも、豆の鮮度の見極めはできます。

そもそも、「鮮度が良い=新鮮な豆」の定義ってなんでしょう?

新鮮な豆とそうでない豆の違いは『味と香り』です。

『味と香り』は、新鮮か、そうでないか、で、本当に大きく変わります。

したがって、『味と香り』の良い豆は新鮮。という事になります。

『味と香り』は、個人の嗜好によるところが大きいので、

他人の基準に、自分の『味と香り』を合わせる必要はありません。

『味と香り』以外で、どのように豆の鮮度を見極めるか?

それは、ドリッピングしたときの

・豆のふくらみ

・ドリッピング中の香り

となります。

「豆のふくらみ?」と思われる方は、

左の動画をご覧になってください。

ドリッパーの中のコーヒー豆にお湯を注ぐと、

豆が、大きく膨らんでいるのが分かりますか?

この”ふくらむ現象”は、新鮮な豆でないと発生しません。

焙煎後、数か月、数年経った豆では、全く膨らまずにフラット状態のままとなります。

この豆の”膨らみ”は、

焙煎時に発生し、豆の内部に閉じ込められたガス(炭酸ガス)が排出されて、

コーヒー豆を押し上げる事で起こっている現象です。

ポイントは、この炭酸ガスです。

豆の内部に閉じ込められた炭酸ガスは、

少しずつ、豆の外に放出されていますが、

約30日~40日程度で、ほぼ、すべての炭酸ガスが放出されてしまいます。

残念なのは、豆から放出されるガスを止める事はできません。

また、ガスは、コーヒーの『味と香り』も、一緒に放出してしまうんです。

もう、お分かりですよね。

新鮮な豆とは、

豆の内部に炭酸ガスが閉じ込められている期間、

すなわち、ドリップした時に豆が膨らむ期間という事になります。

ぜひ、焙煎直後の、新鮮な豆を使った美味しいコーヒーをお楽しみください。