2021年5月22日
バロット売りの父を誇りに思う
"Dahil sa balut, diploma ay naabot."
“バロットのおかげで卒業に辿り着けた”
Jerdy Grace Aranetaが、SNSに掲載した写真で掲げているメッセージです。
また、彼女のそばには、バロット売りの、父親Rodolfoがいます。
Rodolfoは、10年間、バロットを売りを続け、一家(奥さんと5人の子供)を支えてきました。
「私が学校を卒業してなかったので。。。
子供たちが、私のようにならないように、
学校だけは卒業して欲しいと思い、頑張ってきた。」
Rodolfoは、インタビューで答えています。
コロナウィルスのパンデミックによる外出制限のため、
Rodolfoは、パンデサル(パン)の販売、廃品回収、家電修理などの副業をしなければいけなかったそうです。
そんな父親の苦労を見てきたJerdyは、
長女として、将来、家族を支えるために、学校を卒業をする事を心に決めつつ、
学校が忙しくないときは、父の仕事の手伝いもしてきました。
Jerdyは、今後、看護婦の勉強をする予定ですが、
父の負担を減らすために、働きながら、学校に通う予定です。
「午前中は学校に行き、夕方は働くつもりです。夜遅くに寝る事は慣れているから大丈夫。」
とJerdyは話しています。
また、同じような境遇の友人たちに、
「勉強を続けて。それが、両親への最高のお返しになるから。」
と声援を送っています。
お父さん、いい笑顔ですね。