カップで味が変わる⁉コーヒーを飲むとき、どのようなカップを使用していますか?マグカップ? ティーカップ? それとも紙コップ?コーヒーの味は、使用するカップで変わるというのをご存じですか?例えば、マグカップで飲むコーヒーは、全体的に苦味の強い味になり、ティーカップで飲むコーヒーは、酸味や甘みの強い味になる傾向があります。 なぜでしょうか?これは、舌の上に存在する味蕾(味を感じる器官)によって、コーヒーの味の感じ方が変わるためです。人間の舌には、約10,000個の味蕾があると言われていますが、場所によって、感じる味が分かれています。例えば、甘さは舌の先端、酸味は、舌の先端から両端、苦味は奥側で感じるようです。なので、例えば、マグカップでコーヒーを飲むと、カップの飲み口の縁が、舌の先端~中央部辺りまでをカバーしている状態でコーヒーを飲む事になるため、 コーヒーが、舌の先端や中央部を通らずに、奥側に到達するため、苦味を強く感じるようになります。逆に、ティーカップの場合、縁が薄いので、舌の先端部をカバーできないので、舌の中央部や両端部で、最初にコーヒーの味を感じるため甘みや酸味を強く感じるようになります。 ちなみに、材質によっても変わると思われます。コーヒーは、温度が高い程、苦味を強く感じ、冷めてくると、酸味が強くなりますので、プラスティックのカップなど、温度が下がりにくい材質の場合、苦味が長く続く味になり、陶器など、熱を吸収してコーヒーを冷ましやすい材質の場合、酸味や甘みが強くなります。同じコーヒーでも、カップの形状や材質で味を変えられる。是非、一度、試してみてください。 戻る