2021年8月11日
バランガイ警備員が一般市民を射殺
マニラ市トンド地区のバランガイ警備員の男性が、
ロックダウンの門限を破った男性を射殺し逮捕・起訴されています。
マニラ警察の調査報告書によると、被害者はEduardo Geñogaさんで、
マニラ市トンド地区のTayuman通りで撃たれて亡くなっていました。
Eduardo Geñogaは、精神的な病気を患っていたようです。
容疑者は、バランガイ156のバランガイ警備員のCesar Panlaqui(55)です。
Eduardoさんにが、近所の家々のドアやゲートを叩いて騒音を立てていた事に、
住人から苦情があり、バランガイ警備員が現場に駆け付けました。
容疑者のCesarは、最近は物騒な事が多かったので、
銃を所持していたそうですが、
被害者を威嚇するだけのつもりが、胸を撃ってしまったそうです。
バランガイ警察は、銃の所持が認められていませんが、
Cesarが所持していた銃は、登録もされていなかったようです。
この事件を受けて、内務省のJonathan Malaya次官は、
我々は、このような特権の乱用は絶対に許さない。
とコメントをしています。
ちなみに、今回の件とは別に、
今年の3月~4月に実施されたロックダウン中には、
少なくとも、門限を破った3人が殺害されています。