2021年8月27日弁護士が殺害される(セブ市)セブ市のバランガイ Guadalupeで、弁護士が、何者かに殺害される事件がありました。 この弁護士は、最近、居住するコンドミニアムのマネジメントが、水道供給を止めた事に対して、ハンガーストライキを実施していました。殺害された弁護士は、Rex Jose Mario Fernandezさん、62歳で、自身の車で移動中に、待ち伏せをしていたガンマンに銃撃されました。運転手も銃撃によりケガを負い、病院員運ばれました。また、後部座席に乗車していた女性は生存しています。事件現場付近に設置されているCCTVの映像では、赤いジャケットを着た1人のガンマンは、弁護士を銃撃後、傍で待機していた、もう一人が運転するバイクで逃走しています。また、現場では、少なくとも6つの空薬きょうが回収されています。 セブ市では、2004年以降、計15人の弁護士が殺害されています。昨年の11月23日には、Joey Luis Wee弁護士が、車から降車後、自身の事務所に向かうための階段のそばで殺害されました。人民のための弁護士協会(NUPL)会長のEdre Olalia弁護士は、NUPLの設立メンバーで、人権擁護団体Karapatanの弁護団の一員のFernandez弁護士の殺害を非難しています。「言葉がない。また、一人、弁護士仲間が殉職した。どれだけの弁護士が被害にあっているのか。 すべての弁護士が狙われている。」と話しています。Edre Olalia弁護士は、『情熱的で、熱心で、勇敢だった。いろいろな意味でユニークな弁護士だったが。』と、Fernandez弁護士について語っています。「Fernandez弁護士は、NUPLの活動を止めた後も、人権派弁護士の仲間と協力して、市民のために活動していた。」「Fernandez弁護士は、亡くなる前に、 何か変化をもたらしてくれると期待していたドゥテルテ政権について酷評していました。 変化が起こらず、悲しんでいると思う。安らかに。。。」とつけたしました。= ハンガーストライキ =Fernandez弁護士は、2021年8月13日に、住居のコンドミニアムで、管理会社に対して差し止め請求が行われていたにも関わらず、水道の供給が止められた事に対して、コンドミニアムの入口にテントをはり、ハンガーストライキを実施しました。ハンガーストライキ中のインタビューでは、コンドミニアムの共益費を払っていない事を理由に、マネジメント会社Contempo Property Holdings Inc.,が水道の供給をとめる事は、居住する権利をうばう事になる。と訴えていました。共益費は、P90/㎡で、毎月P3,240の請求だったそうです。逆算すると、36㎡のコンドミニアムですね。市民に奉仕する人権派弁護士の質素な生活ぶりがうかがえます。Sourced from Cebu lawyer killed 戻る