2021年9月29日
69歳の女性を人質に
ザンボアンガ市警察は、人質事件の被害者となっていた60歳代の女性を救出し、容疑者を逮捕しました。
容疑者は、同市内居住のJalandoni Hajiri(32)です。
救出された女性はMelodina Garciaさん(69)です。
警察によると、人質事件は、
日曜日の夜10時頃に、容疑者が、被害者女性が住む小屋に押し入った事から始まったそうです。
事件の情報は、
人質になっていた被害者が、知人のPhilip John Espiritusantoにテキストメッセージを送信し、
Philip John Espiritusantoさんが、警察に通報した、真夜中2時頃に明るみになりました。
警察関係者は、
「Garciaさんが、落ち着いていて、容疑者が取り上げた携帯を返してもらうように説得できたのは良かった。」
と話しています。
容疑者は、
被害者の家に押し入ったのは、周りの人たちから離れて、自殺をするためだった。と話しているようです。
また、被害者宅から3本のなたを奪って武装をしていたが、
「人質を傷つける意図はなかった。」
と語っているそうです。
警察関係者は
「人質事件の現場となっている被害者宅に侵入を試みたが、窓は覆われていて、
ドアもキャビネットでブロックされていたため危険と判断。
容疑者の叔父Wahid Ibbaによる、容疑者Hajiriの説得の機会を設定する事ができてよかった。」
と話しています。
叔父による説得交渉のなか、
警察官の一人Jhun Maddas巡査が、なたを振り回す容疑者を取り押さえるチャンスを得て
9時間に及ぶ人質事件は、午前7時頃に解決となりました。
容疑者は、警察署に拘束されていて、違法監禁の罪で起訴されるそうです。
お年寄りを大切にするフィリピンでは珍しい事件ですね。
それにしても、迷惑な騒ぎを起こすヤツですね。