2021年10月13日

出生数が、過去34年間で最低に。。。

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フィリピンで、2020年に生まれた赤ちゃんの人数は、

コロナ禍で、過去34年間で最低となった。

と人口開発委員会から発表がありました。

出生数は1,516,042人

この数字は、

1986年に1,493,995人を記録して以来の低さだそうです。

人口開発委員会のJuan Antonio Perez III次官は、

「コロナにより、結婚や妊娠を延期した女性が多かった事が理由だろう。

 また、昨年11月に実施されたSWSの調査では、

 フィリピン女性の70%は、計画していない妊娠を避けたい。と回答しているように、

 コロナ禍では、妊娠を避けたい。という考えの女性が多いと思われる。」

と説明しています。また

「家族計画を活用する家族が増えた事も、出生数が減った要因の一つだろう。」

と付け加えています。

人口開発委員会は

コロナからの経済回復には、数年を要するため、

この出生数減少の傾向は、コロナ後も継続するだろうと考えているようです。

「国民は、経済的な余裕がないなかで、貯蓄を使い果たす要因となる大家族を避けるために

 家族計画の必要性を感じているだろう。」

と話しています。

Juan Antonio Perez III次官は、

「カップルにとって、子供を持つのは、多少遅れてもよいだろう。

 我々のメッセージは、“コロナ禍だ。遅らせてもいいじゃないか“」

と言っています。

2020年の出生数が84万人の日本から見たら、

減少傾向でも150万人の出生数はうらやましいですね。


Sourced from PH births drop to lowest in 34 years amid COVID-19 pandemic