2021年11月12日
短すぎるショーツは違反?
カオロカン市で、短いショーツを着用していた事で違反チケットを切られた女性が苦情を申し立てています。
Carminaさんは、顧客宅に製品をデリバリーするために外出した際に、
警察から、警告として、チケットを切られました。
「警察官が近寄ってきた時、
マスクを着用しないで手に持っていたために、
違反を指摘されたと思った。
でも、警察官は、短いショーツの着用は違反。と言った。
短いショーツの着用が禁止されているなんて知らなかった。」
「ほとんどの女性が、同じような短いショーツを着用している。
年配の人たちも同じだ。
シニアの女性たちは、自分たちが逮捕されるのか?
って心配している。」
とCarminaさんは話しています。
Oscar Malapitanカオロカン市長は、この件について調査を指示しました。
2007年に発行された市の規定によると、
カオロカン市内では、公衆の面前では、きちんとした服装をするように。と決められています。
また、規定では、
市場で販売に従事する人は、上半身が裸だったり、短いショーツやスリーブレスの上衣を着用する事を禁止しています。
一方、フィリピン大学のRowena Daroy-Morales教授は、この規定には、抜け穴がある。と指摘しています。
例えば、市の規定の合法性が問われた時に提示する、“どのような服装が推奨されるのか?”が記載されていない。
「法律であれ、市の規則であれ、違法性を問われない限りは、憲法に照らし合わせて判断されるので、
合法、違法の判断は裁判所が行う事になる。」
「市の規定は、その合法性の基礎が崩れるまでは有効とされている。」
と付け加えています。