2021年12月4日

教師が詐欺で逮捕される


ラグナ州カランバ市で、ATMを使った詐欺の容疑で学校の先生が逮捕されました。

逮捕された先生(容疑者)は、

「困っている同僚の教師を助けただけだ。」と話しています。

公開されたビデオ動画では、

公立学校の教師Julieta Palasin容疑者に対する NBIによるおとり捜査の様子が映っています。

NBIによると、容疑者は、偽のATMカードで15万ペソのローンを申請しましたが、

ローン会社は、容疑者の給料が、そのATMカードには振り込まれない事に気づいていません。

偽のATMカードの取得費用は3万5千ペソ。

残りの11万5千ペソを、容疑者とシンジケートで折半していたようです。

ローン会社は、容疑者の教師の給料は、全て、この偽のATMカードに振り込まれると思っていたので、ショックを受けています。

「偽のATMカードは精工で見分けがつかない。これを作るメーカーの技術は凄いと思う。」

とNBIのサイバー犯罪課のAgent Vic Lorenzoチーフは話しています。

ロックダウンで対面授業が禁止されていたフィリピン。

いくら聖職者と言われる教師といえども、

生きていくため、食べて行くためには、背に腹は代えられない。という事ですね。

犯罪は良くないが、同情してしまう事件です。