2021年12月5日

性産業の従事者が苦情

NBI(国家捜査局)の調査によると、オンラインでのポン引き活動が活発化しているため、

性産業で働く女性を救うための活動が繰り返し行われています。

長引くロックダウンの影響のなか、

昨年、レスキュー活動で保護された女性は1,598人。

うち76%は、成人でした。

また、保護された人の多くが、元の仕事に戻ってしまうそうです。

ケソン市の社会福祉担当者Cecilia Taconさんは

「保護された女性の多くが、学校に戻る時間もお金もない。普通の仕事より、手っ取り早く収入を得られる。と話している。」

と言っています。

フィリピン大学出身のRina(仮名)は、性産業に従事していますが、

SNSでは、20万人のフォロワーを持っていて、自身の性行為の動画を販売しています。

Rinaは、

「性産業に従事しているのは、通常の仕事では、生活に必要な5万ペソを稼げないから。

 そんな仕事は何処にあるのか?」

と話しています。

Rinaは、the Philippine Sex Workers Collective(互助会)のメンバーで、

彼女たちは、関係省庁と風俗業を合法と認めてもらう協議を始めました。

この協議は、風俗産業の標準を設定するのに役に立つと思います。

とはいえ、風俗産業に従事する人たちの言い分と

NBI、社会福祉局、そして関係省庁の考えには大きな違いがあるので協議は簡単ではないと思われます。

NBIの担当者は、貧困の中で、女性がツールとして扱われる事はあってはならない。と話しています。


Sourced from Some sex workers complain of rescue ops; insist they are not victims