2021年12月25日

フィリピンのクリスマスの伝統


フィリピンのクリスマスで伝統的に行われている事を5つ紹介します。


Simbang Gabi

クリスマス前、12月16日から24日まで、9日間連続で行われる夜明け前のミサです。

スペインが占領していた時代に持ち込まれ、今でも続けられています。

元々は、農家の人たちが、仕事前にミサに参加できるようにするために、夜明け前に実施されていた事が始まりです。









Puto Bumbong

クリスマスシーズンに販売される、竹の筒で蒸した紫餅です。

お米を原料にして作られています。

夜明けのミサが終わると、協会から出てくる多くの人々が、Puto Bumbongの匂いに誘われて購入をしています。










Parol

クリスマスには欠かせない、フィリピンの伝統的なクリスマス飾り(ランタン)です。

竹串とカピス貝や和紙で作られているモノが多いです。

パロルはスペイン語のFarolを語源とした「ランタン=光=希望」という意味で、キリスト生誕を照らした聖なる光を象徴しています









Belen

クリスマスツリーの下やテーブルの上に置かれる飾りです。

カトリック教徒の家ではメインとなるクリスマスの飾りです。

キリストの聖地ベツレヘムの馬小屋でキリストの生誕のシーンを表したミニチュアのベレンは生まれたてのジーザスに加え、

マリア、ヨセフ、黄金、乳香、没薬の贈り物を携えた3人の博士が添えられています。











Caroling

フィリピンでは、BER月(SemtemBER,OctoBER,NovemBER and DecemBER)と言われる4カ月がクリスマスシーズンになり、

世界で一番、長いクリスマスシーズンとして有名です。

9月に入ると、Jose Marie ChanのChristmas in our Heartなどのクリスマスの定番ソングがラジオなどから流れ始めます。

また、12月になると、クリスマスソングを歌って、近所の家々を回る風景も多くなります。