2022年2月5日

FBIから指名手配

アメリカのFBIが、アメリカでの人身売買容疑で、

宗教団体イエス・キリスト王国の創設者で、

ドゥテルテ大統領のアドバイザーをしていたフィリピン人牧師Apollo Quiboloyを指名手配しました。

FBIは、Apollo Quiboloy容疑者と2人のメンバーの写真を公開し、

人身売買や性行為の強要、児童売買・売春、現金密輸等の容疑で指名手配しました。

フィリピンを拠点とするイエス・キリスト王国の創設者Apollo Quiboloyは、

不正に取得したビザで、信者をアメリカに入国させ、強制労働させ、お金を寄付させていたことが分かっています。

この寄付されたお金は、教会の運営費に使われたほか、Apollo Quiboloyや側近の贅沢な生活のために使われていたそうです。

教会は、既定の寄付を終了した後も、偽装結婚や学生ビザでアメリカに滞在させ、寄付を強要していました。

女性メンバーは、Apollo Quiboloyの個人アシスタントとして雇われ、

食事の準備や掃除、また“夜の仕事”と称したマッサージや性行為を強要されていました。

Apollo Quiboloyは、すでに、アメリカの検察官から12歳以下の子供に対する人身売買・児童買春の容疑で起訴されていますが、

被害者は、Apollo Quiboloyの指示に従わなければ、身体的な虐待や生涯の罰などで脅されていたそうです。

直近で、Apollo Quiboloyが姿を見せたのは、

副大統領選に立候補していサラ・ドゥテルテ女史の選挙活動キックオフの時です。